コートにスミレを

まだ肌を刺す北風が 君の髪の毛を
胸の想いを 語るように
乱しては過ぎる
なんて辛い恋の終わりか 言葉も少なく
愛のかけらを 重ね合っても 空しく崩れる
コートにスミレの花ひとつ
さり気なく差して
君は小さな肩をすぼめ 坂を降りて行く

まだ春浅い丘の道 枯れた草を踏んで
風の隙間を 歩いて行こう
さよならを言わず
なんて淋しい恋の終わりか 信じていながら
愛を大事にすればするほど ふたりは離れる
コートにスミレの花ひとつ
さり気なく差せば
燃えて咲くには早すぎた 紫が淡く

なんて淋しい恋の終わりか 信じていながら
愛を大事にすればするほど ふたりは離れる
コートにスミレの花ひとつ
さり気なく差せば
燃えて咲くには早すぎた 紫が淡く
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