君が為

争いには慣れてると口で言ってはみせて
いつもそう握る手の中冷や汗が滲む
最悪を想像し、そんな暇はないから
限界越え臨界点 だけど立ち上がるのは

逃げ出せば簡単に終わるように見えても
なにひとつ変われず寧ろ遠のくから
怖そうで嫌なんだ容赦なんてしない
そりゃそうか誰だって
手を抜けば最後

傷だらけだよ 正しさ間違いなんてどうでもいい
守れないから優しい 突き刺さるこの痛みさえも
誰かの為...判ってるけど

夢を見た夢からの夢が醒めた今さえ
また夢かもしれないね 夢のまた夢希望
怖いくらいに完成品 出来試合予行演習
付き合っちゃらんないね 君が恋しくなるだけ

頼って 大丈夫 僕は逃げられない
気休めで上等さ「これが最後の敵」だと
嘘だっていくらかまし お守り代わりに
携え挑んでくよ「既に勝負はついてるのに...」

裏技あるわけないでしょ当たり前
こんなの朝飯前、なわけないでしょ

仮想敵ならまだいい
主人公は負けない設定
それじゃ誰もが負けず
勝ちもせず平和、なわけない

待った無しの連日
手短に、季節は忙しい
理想的な結末
の為になんの為?判らない?

誰かの為 曖昧にして
実はきみだけの為、そんなの決まってるよ
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