酒場の片隅

路地裏の 暗い酒場に
トランプで 占うひとよ
幸せを 幸せを 酒に散らして
帰らない男を
今宵もひとり 待つというのか

青ざめる 宵の重たさ
頬杖で 支えるひとよ
余りにも 余りにも 恋の終りが
おなじゆえ辛い
忘れたはずの 涙あふれる

しのび泣くひとよ
肩よせともに 夜を歩こう
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