此の群青が 朱に染まる
其の私語が 無下に舞い散る

運命の糸なら 疾うに斬り捨てた
己の択りし途 供の螺旋を 墜つる

胸の 逝き場を 探して
冱てる 孤独を 止めて
遥に 滲む 肱の傍に
只 君の 随意に

此の乱声が やけに離る
其の騒めきが 無礙に過ぎ行く

運命の異図なら 問うにも及ばぬ
戻れぬ丈の途 墜の螺旋を 昇る

胸の 逝き場を 探して
冱てる 孤独を 止めて
遥に 滲む 肱の傍に
只 君の 随意に

滅び消ゆる 我が身の
傍で殉ふ 憐れさよ
せめて過ぐる 来ん世は 輪廻の果てに
重ねて 見ゆる
風と月とぞ

胸の 逝き場を 探して
埋ける 相座 求めて
遥に 滲む 無間の空へ
此の随 束に微睡む
×