夢…ひとり

波の音さえ 悲しくて
人に云えない 恋ごころ
逢えば逢えば逢えば切ない 残り香に
女ごころが また痛む
一夜(ひとよ)しのぎの 夢…ひとり

心捨てます 忘れます
夢の欠片が 散る前に
胸の胸の胸の寒さが 苦しさが
過ぎたあの日を 思い出す
恋は哀しい 夢…ひとり

忘れましたと 嘘のうそ
あなただけです 今もまだ
どこかどこかどこか空似の 人を見て
未練ごころに 火がともる
ひとり焦がれる 夢…ひとり
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