レリーフのひとかけら

瑠璃色の雨音で
刻まれた心のレリーフ
ためいきはあなたに打ち寄せてく
さざ波のようで

ひとりで守った
密かな気持ちが
私を無口にして あゝ
微笑みも閉じ込めた

好きだと言ってはいけない
さよなら言ってもせつない
深い海に 堕ちたような
涙があふれる
いつでもあなたは
そばにいるのに

大切にしてるほど
ときめきは傷つきやすいわ
あたたかい言葉のかけらはもう
声にはならない

思い出ばかりで
作ったキルトで
さみしさを包んでも あゝ
幸せは遠いまま

好きだと言ってはいけない
さよなら言ってもせつない
鍵をかけた 部屋はいつか
涙であふれる
あなたのことしか
思い出せずに

好きだと言ってはいけない
さよなら言ってもせつない
深い海に 堕ちたように
涙があふれる
いつでもあなたは
そばにいるのに
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