松江慕情

雲の切れ間に こぼれる光
浮かぶ面影 夕日に染まる
別れを見守る 宍道湖(しんじこ)の
優しい風を 思い出します
遠くを見つめて ささやいて
いつかは帰ると あぁ 云った人

雨が私の 涙でしょうか
かすむ目元に 静かに映る
せつなくたたずむ 嫁ヶ島
あなたのことが 忘れられない
会えずに一生 終わるなら
このまま沈んで あぁ しまいたい

たとえ心が 寄り道しても
私の胸が 恋しくなって
必ず戻って 来るでしょう
身を引くことが できない私
添い遂げなくても かまわない
松江で待ちます あぁ いつまでも
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