LILAC

波打ち際 辿って 歩いてゆこう
追いかけるように 咲いてるライラック
朽ちかけてる小屋で休んでゆこう
バスの時間まで しばらくあるから

傷つけてく 僕しか知らず
今夜 離ればなれになる

今はもう 渚に夕陽が消えてく
きっと 君以上には人を愛せないだろう
誰もが孤独な旅人
ずっと 自分らしさを 捜すために 僕らは歩いてゆく

悪かったのは 君のせいじゃなく
求めすぎてた 二人の若さ
昔のままの 君のあの苗字で
呼べないのが 少し寂しいね

渚に夕陽が消えてく
胸の奥の寂しさ 人は重ねられない
誰もが孤独な旅人
こんなに広すぎる宇宙の中で 僕らは すれ違えた

二人の写真を 小さなビンに詰めて
最後に波に返そう 永遠に漂え!

渚に夕陽が消えてく
きっと 君以上には人を愛せないだろう
誰もが孤独な旅人
ずっと 君らしさを 君は忘れないでほしい
名もなき旅人
あんなに君が好きだった夕焼けが
今はもう見えない
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