奇跡はきっと

奇跡はきっとそばにある 普通に見える暮らしの中に
例えばこんな夕暮れに 君が優しく微笑ってくれること

幸せの在処(ありか)探して あてのない旅をする
それは誰かが持っているもの?見つけ出すもの?

灯火(ともしび)を分け合うように 僕らは想い合える
何もかも姿を変えるほどの 苦難の時も

真っ暗な空に 星が強く 輝くように
痛みを知る人にこそ 宿る希望がある

色も形もない風が 次の季節を告げているように
幸せは「いつも」の中 君が気付いてくれるのを待っている

通り雨 雫になって 花びらで光り出す
全てがそのままいられないように 僕らも進む

どんなに立派な名前ついた記念日より
大切な君を見てる この瞬間(とき)が愛おしい

当たり前の日などない 一秒先もわからぬ世界で
時にはそう さよならさえ 乗り越えながら 命は続いていく

退屈だってこぼしながら 僕らが何もせず過ごす今日を
生きていたいと願いながら 闘い抜いた誰かもいた

奇跡はきっとここにある 巡り続ける時代の途中で
君と僕が出会えたこと こうして今も隣で微笑(わら)えること
×