涙星

幸せだと思える 時は束の間なのね
はがれ落ちたネイルに 重ねた恋

泣きたいときに 泣けないのは
“強いから”じゃないの

ぼろぼろに なるくらい 好きなのに つれない恋人(ひと)
涙化粧の似合う娘(こ)に 憧れもしたわ
離れると 誓っても あなたしか 愛せなかった
どうして... 千の星よ
泣かせて涙星よ

ダメな男だけれど 悪いひとじゃないのよ
憎みきれぬ背中に また縋(すが)るよ

忘れた頃に あらわれてさ
情に甘えないで

この胸に 宿るのは 果てのない 侘しさだけ
違う時代を歩めたら... なんて悔やんでも
そうねきっと はじめから あなたしか 愛せなかった
咲かせて 涙一夜(ひとよ)

ぼろぼろに なるくらい 好きなのに つれない恋人(ひと)
涙化粧の似合わない 女の運命(さだめ)ね
離れると 誓っても あなたしか 愛せなかった
どうして... 千の星よ
泣かせて 涙星よ
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