カラのなか

咲いて、枯れ落ちるまでに
いくつもの光を浴びて
配列通りの終わりへ向かうだけなら
もう眠らせてよ

形のないものばかりに揺さぶられ
光を蔽う灰をうむだけの炎なら消してよ

零れ落ちる感情が身体ごと包んで
どこにいるのかわからなくなっていく

ここ に いるの

言葉じゃ届かない

そっと歌を口ずさむ
透明な光のように
まだ誰にも知られず

張り裂けそうな感情の行方を
それだけを見つめて
咲いて、枯れ落ちるだけの今でも
焼き付けたいの

声は届かない?
形の無い痛みにいつか光が溶け合うまで歌わせてよ

そっと吐き出した歌は…
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