ゆらゆら

日に焼けた トタン屋根
自転車置き場の裏で
初めての告白は 夕暮れの放課後

あっけなく そっけなく
恋の深さが身にしみ
次の朝 気まずくて なぜかあやまってる

まるでもう 違う星の人のように君が遠くて
こんなにも苦しいのなら いっそ嫌いになれれば

ゆらゆらと 今日も行く
堤防沿いを 自転車で
まがり角君を見て あわてて顔を伏せる
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