望郷エトランゼ

霧ににじんだ 異国の町の
灯りが淋しい ここは田舎町
酒場の隅で 飲む酒に
浮かぶお前の 可愛い笑顔
あゝ風がむせび泣く
望郷エトランゼ

別れないでと 涙をためて
後追うお前の 声に眼がさめる
ホテルの窓を 叩く雨
つのる想いを 絶ち切るように
あゝ夢のいたずらか
望郷エトランゼ

ひとりさまよう 異国の果てを
忘れておくれよ 俺のことなんか
お前を強く 抱きしめて
ついて来いよと 云えない男
あゝ愛が遠ざかる
望郷エトランゼ
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