白い朝

まぶしい光のためいきと
小鳥のさえずる声が
目覚ましがわり
でも 私はまだ
白いシーツにくるまれ
夢枕
透き通った風は 夕べのぬくもりも
連れてしまうの
そしてジャスミン香る 朝が始まる

やさしい風のくちづけを
頬に軽く受けて
お早うなんて
ほら 聞えてくる
白く吐く息も走る
新聞屋さん
もう少し 夢の続きを見させてよ
あの人がいたの
なのに意地悪 朝は眠りをさます

今日も又 きっといいことがありそうな
そんな目覚めに
ミルク色もやの中 朝がほほえむ
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