夜の素粒子

夜だけがやさしい 暗い遊歩道
通り過ぎる笑い声 静かに包んで
戻れる道もなく 進む世界もない
もう直ぐ午前五時 汽笛の音だけ

繰り返す言葉は 置き去りにしてきた
今はもう影も無い 誰も気に掛けない

もう居る筈の無い あなたが見えるわ
さよなら いつもの十字路
いま寒気がする程に 冷静なのわたし
冷静なのわたし
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