男の情炎

意気に感ずも 情けに死ぬも
ままよ男が 決めた道
うき世裏店(うらだな) 埋もれちゃいても
明日(あす)を夢みて
燃えるこころが 消されよか

拳(こぶし)ふりあげ 蛮声あげて
国を論ずも 若さ故
たかが五尺の 体じゃあるが
胸にゃあふれる
熱い涙も 恋もある

義理を通して 情けをすてて
ひとり茶碗の 酒をくむ
恋とのぞみの 両手に花を
おれもこの手に
いつかこの手に だいてやる
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