サヨナラ

合鍵はいつものように
ポストの中に置いておくよ
荷造りはもう終わって
私が居た分だけ広くなった部屋

玄関に座り込んで
帰る足音を待っていた
あの日を思い出して
「もう待つことないんだと」と寂しくなるけど

寒い夜には抱きしめ合った
その温もりに触れることで
何度も何度もここにいる意味を
確かめ合ってたんだ

扉を開いたら 部屋に差し込む夕日が
思い出刻むように 一つの影を落とした
泣けるほど綺麗な空の色に溶けていく
サヨナラ サヨナラ サヨナラ

寒い夜には抱きしめ合った
その温もりを忘れないよ
大事な大事な時間を過ごした
大好きだったあなた

扉を開いたら 部屋に差し込む夕日が
思い出刻むように 一つの影を落とした
泣けるほど綺麗な空の色に溶けていく
サヨナラ サヨナラ サヨナラ

あなたの優しい顔を見たらきっと
泣きだしてしまう
だからあなたが 帰ってくる前に

扉を開いたら 部屋に差し込む夕日が
思い出刻むように 一つの影を落とした
泣けるほど綺麗な空の色に溶けていく
サヨナラ サヨナラ サヨナラ

扉を開いたら 振り向くことはしないで
別の道歩いてく 二人最後の約束
これは終わりじゃない 新しい日の始まり
サヨナラ サヨナラ サヨナラ
サヨナラ サヨナラ サヨナラ
サヨナラ サヨナラ サヨナラ
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