呪縛残滓

月の光りに誘われた日 心の砂漠の奥の方に
微かな異物を感じてたんだ
夜の青さに気づいた日 偽りの多幸感に微睡む
思考の中を何か駆け抜けたんだ

それはあの日交わしたキス
もう二度と思い出す事は無いと記憶消したのに
今頃になってなんで? 今更乱さないで
静かに蝕む呪縛残滓

時間が歩みを歪めた日 漂う静けさの余韻の中で
感情が溶けて坩堝に流れたんだ

それはあの日消えた君を
もう二度と追いかける事はないと誓ったはずなのに
今頃になってなんで? 今更乱さないで
静かに蝕む呪縛残滓

君が呪いをかけたのか? 違う僕が自分でかけたのさ
忘れようとする事が呪いなんだ

あの日交わしたキス
もう二度と思い出す事は無いと記憶消したのに
今頃になってなんで? 今更乱さないで
激しく蝕む呪縛残滓
×