ミスト

いつか君とずっと同じように
夢を見れると思うのに

夜を待つ子どもたちが
群れをなして列を作っては
君が犯した罪を何度も
踏みならすように歩く

ふいに ぬるい 夢を 見せて
まいた 種も 今じゃ育たない

いつか君とずっと同じように
夢を見れると思うのに

空っぽならいらない
強くぎゅっと抱いて
それ以上だなんて求めない
回り続けるモーター
すれ違ってしまう
そのときに手を握れない…

元からそんなに気がないから
簡単に嘘も言えるのさ
今じゃ見てるだけでなんだか
想うのも難しい

空っぽならいらない
強くぎゅっと抱いて
それ以上だなんて求めない
回り続けるモーター
すれ違ってしまった
あのときにはもう戻れない

「いつか君とずっと同じように」そうなるように
時を止められやしないのに

群れをなくした
列は乱して
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