君がいた夏 [セイラリエス]

憶えているかい? 波の具合を
毎朝 眺めた 歩道橋を
嵐の後は バイト抜け出し
ペダルを急がせ 海に行ったね

風が歌った あのメロディー
抱えきれない 夢のかけら
うかれ騒いだ 長い夜
そして「君」がいた

時間(とき)がたっても 生き方だけは
変わりはしないと信じてきた

忘れはしない あのメロディー
歌いつづける 陽射しのリフレイン
気ままにすごす まぶしさは
君が おしえてくれた

終わらぬ夏の あのメロディー
誰もが今も 待ち続ける
昔話と 笑うかい
けれど「君」はずっと

暑い陽射しの中
僕を見つめていて
暑い陽射しの中
どうか見つめていて
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