ふりむいた朝

気まぐれなあいつの気ままな言葉
それさえも愛だと信じていたの
ものの見事に裏切られ 今は
哀しみの朝迎えてる
思い出す事さえしたくないのに
何につけあいつの笑顔がうかぶ
二つに割ったオレンジ
さし出す相手もいない
さみしく口に含めば
涙ほほにひとつ

しゃくだけど私のからだの中の
半分はあいつの物になってる
なまいきな事をならべてばかり
素直になれない私ね
廻り道してきた気もするけれど
出会いからもう一度始めてみたい
窓辺に置いた電話も
今はただの飾り物
ちいさく名前を呼べば
涙ほほにひとつ
×