暖炉とゆり椅子

暖炉の前で手紙を書いています
木枯し吹く夜さびしくて
さびしくて 泣いてしまいそう
窓から見える灯りも凍えている
あなたとすぐに逢いたくて
逢いたくて
セーターももう出来ました
着せてあげたいのです
あのゆり椅子にあなたがかけていたら
さびしくなんかないはずよ
ないはずよ

時計の音がコチコチ響いてます
私の胸の鼓動です
鼓動です 死んでしまいそう
チラチラ雪が舞いおちて来たようで
暖炉に薪をもやしましょう
もやしましょう
この手紙つくその前に
逢いに来てほしいのです
あのゆり椅子にあなたがかけていたら
さびしくなんかないはずよ
ないはずよ
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