プレイ!

「ひとりにして お願いだから」
そう言われるままに部屋をでていく
「戻ってきて そうじゃないでしょ」
そう言われるままに部屋にもどってる

そんなことの繰り返しで
僕らは知ってる そうだろ?
チェス盤の隅から 失える駒は一つもないよ
とっくにゲームは終わっていた
それでも僕だけが冷めてたって言うだろ
君はどうしたいの?

勝ちを得たい 奪っていたい
全てをひっくり返せるなら
何がしたいかを考えてよ なんだってするから
愛だけじゃ 飢えていく
ベッドの上で知ったふうには
言えるほど僕らは“おとな”じゃない
だからさなんでもしゃべってよほら

一歩進むから 一歩下がるよ
あたりまえの手 君はつまんなさそう
これじゃ茶番だ 僕もつまらないから
これで何度目 ため息つくの

君が僕に差し伸べた手も
あの手この手に埋もれちまった
でも気付いた 失えない駒は一つだけ
君はゲームをつづけたいの?
それなら僕はイカサマしてでも
君のために変わる

勝ちを得たい 奪っていたい
全てをひっくり返せるから
何がしたいかを考えてよ なんだってできるんだ
これだけで 満たされる
ベッドの上で知ったふうにさ
言うほど僕らは“おとな”じゃない
だからさなんでもしゃべってよほら

そうさ僕は 腰抜けかもな
もしも君が それでもそばに
いてくれるなら僕は

勝ちたくないし 負けたくもない
全てを僕らに求めるのなら
ルールの本は隠していなよ なんだってさせるだろ?
残りの数 欺いて
ない場所から何か取り出すフリ
それができるなら“おとな”かもねって
プレイ、プレイ、プレイ、だよ しゃべってよほら
つづけてよほら
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