さよならの小道

陽だまりにひっそりと咲いてる
壊れそうにうつむいてる
名もない花を指差し そっと微笑むあなたの
誰も知らないその横顔は いつでも暖かかった
二人で淋しさ埋めるように ただ側に居たわ
眠れぬ夜は空の彼方 流れ星を追って
いつまでも変わらない この愛を誓ったね
あなたに逢いたいの 冷たい雨に打たれて
ひとり駆け出す 花びらが泣いている

それぞれ描いてる夢でも
気付かぬうち解かり合えた
あの時離ればなれになると知っていたなら
どんな事でも語りたかった その夢叶えたかった
今頃あなたの手紙読んでみる くり返して
大切なのは今も変わらない時を刻んで
色あせることのない 永遠のときめきを
あなたにあげたいの 素直に伝えられたら
何も言わずに 抱きしめて…その胸に

あなたにもう二度と逢えない
わかっていても 今も佇む
この小道…ただひとり

…さよならと呟いて
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