玄界太鼓

人力車(くるま)曳かせりゃ 喧嘩をさせりゃ
右に出る奴ぁ 誰もない
度胸一代 荒くれ者が
募る想いを 桴(ばち)に込め
玄界太鼓の 焦がれ打ち

まるで読み書き 得意じゃないが
いつか覚えた 恋の字は
叶うものなら 韋駄天(いだてん)走り
のせて逃げたい あの女(ひと)を
なみだ隠した 万頭笠

胸の炎は玄界灘の
飛沫(しぶき)浴びても 消せはせぬ
見せちゃならない 知られちゃならぬ
みれん心を 腹掛けに
祇園(ぎおん)太鼓の 無法松
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