たゆたい

仕事帰りのあの娘に 声をかけてみたくなる
同じ街で暮らしてる 名前も知らない人へ
そっちはどんな いつもがあるの
繰り返しの毎日を変えたくてここに来たけど

ああ 夕焼けが 見慣れた景色真っ赤に染めて
一人バスを待ってる

今自分がここにいる 意味を少し考える
例えば他の誰かと 何が違うのかなんて
たまにはこんな 気持ちになるよ
積み重ねた日々は無駄じゃないと信じてるけど

あかりが消えた夜に ぽつりと光る黄色い月
道を照らしている

気がつけばもう 戻れなくなって
それをきっと 望んでたけど

迷い ながら 進め 私

仕事帰りのあの娘に 声をかけてみたくなる
同じ街で暮らしてる 名前も知らない人へ
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