誰もとめはしない

忘れるために ひとりきた
見知らぬ街は 陽もくれる
誰もとめはしない 海のみえる丘で
思い切り泣いても 波の音が

しあわせそうな 家の窓
やさしい母の 声がする
誰もとめはしない ふるさとに帰ろう
疲れた心は 重すぎる

こわれた夢の その先に
もひとつ夢が 待っている
誰もとめはしない 東の空には
夜明けの星が今 光ってる
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