石狩川

渡り鳥 どこへ帰るの
ここでまたここでまた 逢おうといった
あの人は 今日も見えずに石狩の
石狩の川はとても淋しい

愛されて しあわせだった
泣くことの泣くことの なかったわたし
花びらを 摘んで流した石狩の
石狩の風はとてもつめたい

いわし雲 冬がまたくる
北国の北国の 女の恋は
あきらめて 泣いてこらえる石狩の
石狩の秋はとても悲しい
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