鶴の舞橋

羽根をいためた 丹頂が
沼を渡って 飛んでゆく
恋…… この身は凍るとも
風…… 断ち切る火の魂(こころ)
あぁしんしんと 降りしきる
あぁ雪に舞う 鶴の舞橋

人は哀しみ 背負いつつ
人は命を あたためる
道…… 行方は嵐でも
愛…… この手で結びたい
あぁつらつらと 濡れ満つる
あぁ月に舞う 鶴の舞橋

傷をいたわり 丹頂が
海を渡って いつ帰る
恋…… この身は果てるとも
情…… つむいで夢を織る
あぁさんさんと 空覆う
あぁ花に舞う 鶴の舞橋
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