忍び恋

一夜(ひとよ)かぎりの 恋でもいいと
あんた抱かれた あの夜は
川の流れる 水の音(ね)聞いて
更けゆく夜の 湯の宿で
昔惚れてた 人に今日も酔う

夢を毎晩 あんたの夢を
雨が降る夜(よ)は なおさらに
傘にしとしと 涙の雨が
あの日みたいに 流れます
昔惚れてた 人に今日も酔う

忍び恋でも 私にとっちゃ
生きる証(あかし)よ いつまでも
何もいらない あんたと居たい
忘れられない あの夜が
昔惚れてた 人に今日も酔う
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