マーメイド

童話の続きを 泳ぐマーメイド
両手にあふれる 憧れをくれた

幼い僕が 波打ち際に ひっそりと佇んでる どこか遠く眺めて

白く白く光る さざ波に触れる
深く深く沈もう 喜びをのせて

今も忘れない あの夏の匂い
大人にはならないと そう決めた
童話の続きを 泳ぐマーメイド
両手にあふれる 憧れをくれた

遠く遠く光る 夜空の煌めき
青く青く染めよう 月明かり浴びて

今も忘れない あの夏の匂い
悲しみは似合わない そう決めた
お金じゃ買えないものを手にしたい
あの日の心で 泳いでゆけたら

なくしたくはない あの夏の匂い
…そう決めた
童話の続きを 泳ぐマーメイド
両手にあふれる 憧れをくれた
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