3度目のクリスマス

そんなことくらい わかってたけれど
夜が明けるまでは そばにいて欲しい

白いシーツの その海で
愛を見失なってしまった
漂流者たちが 眠れずに
空を 見上げて過ごすように

3度目の クリスマスは
もう 2人は 会えないのね
私たちは 別の場所で
ジングルベル 聞くのね

そんなことくらい わかってたけれど
あふれる涙は 聞きわけがなくて

あなたの背中に
顔を埋(うず)め
“愛してよ もういちど”…………

波に揺れてた 長い髪
腕のすき間にこぼれ落ちて
思い出だけが 引き止める
時の 痛みに震えながら

3度目の クリスマスは
いつもみたく できないのね
あのお店で 騒ぐことも
もう きっと無理よね

そんなことくらい わかってたけれど
何も言わないで 抱きしめてほしい

あなたの背中を 忘れないわ
“愛してよ もういちど”…………
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