PSYCHO

愛されたくて いつも誰かに
愛していると 囁いて
痛みはない
その嘘が また誰かを
ひき殺しても

浅はかな言葉だけ
何一つ 守られはしない
人は自分に都合よく
嘘をつく道具でしかない

”大切にする”その言葉は
相手を思う 気持ちじゃなく
籠の中に 閉じ込めておく為に
仕向ける言葉

自分さえ 良ければいい
壊れたら 捨てればいい
自分がしたことは 全て
魂に刻まれて 運命となる

遠い昔に
手を繋いでいた誰かがいた
でも裏切られた日に
その手を離してしまった

痛みを消す為に心に手をかけた

愛されたい 愛したい
傷つけたい 訳じゃない
運命は 満ちてゆく
踏みにじられた 心たちが
そっとその体に 刺しこんでゆく
込み上げて 溢れ出す

真っ赤な 嘘と共に
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