Caramel Blood

寒い夜更けの毛布のように
君の髪 手繰り寄せる
埋め立て地を見下ろす たそがれ
土煙が 上がってた

「人は 一番小さな指で
なぜ約束するのだろう」
永遠は意外に短いと
君が僕の胸をたたいた

愛がすべてだよと言えない
時代を僕らは越えてゆくのさ
臆病風に 飛ばされないように
流れ星に 惑わないように

いいかげんな僕を叱る時
キャラメルの匂いがした
君の強さが 完璧なのは
なつかしくて 優しいから

心が離れたくても たぶん
求める血が流れてる
展示場あとの 枯れ野原で
急に 君を抱きしめてみる

ずっと一緒だよと言うのが
こんなに難しいのに気付いた
だから この手握りしめているよ
たとえ君が 笑っても 泣いても

くちびるをそっと噛んでみたら
甘い香りがするだろう
心が忘れたくても きっと
求める血が流れてるから

愛がすべてだよと言えない
時代を僕らは越えてゆくのさ
臆病風に 飛ばされないように
流れ星に負けぬよに

ずっと一緒だよと言うのが
こんなに難しいのに気付いた
だから この手握りしめているよ
たとえ君が 笑っても 泣いても
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