アシタヘカエル

少し遠いけど 歩いて帰ろう タイルふたつの いつもの歩幅で

「こうして歩いていけば
いつかはちゃんと部屋に辿り着いているんだろうなぁ…」

足踏みしてる 言い訳ばかりを
かき集め続けても どこへも進めはしないまま

バランスとって 足を踏ん張って 立ちつくし続けても
昨日を繰り返してるだけじゃ きっとボクは
どこへも辿り着けはしないまま

角を曲がると 三日月が見えた 風が静かに 背中に回った

「こうして歩いていれば
どんなにささやかでも景色は変わってくんだなぁ…」

その場しのぎの マチガイ探しを
繰り返し続けても 答えは見つけられないまま

迷ったときも 怯えてるときも 隠れていた灯りが
向こうでいま輝いたように ずっとボクが 歩けば景色だって変わってく

「遠くて見えないけれど
目指した場所が消えてしまったワケじゃないんだろ?」

足踏みせずに 言い訳もせずに
胸に抱き続けてる はるかなヒカリまで一歩ずつ

昨日のボクを繰り返すだけの 明日にならぬように
少しでも踏み出してくことを 誓いながら 部屋まで歩きながら帰ろう

アシタへ歩きながら帰ろう 
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