あののか

ドアが開いたらどこ行こう?
ごはん食べよう 本屋行こう

ひとりで過ごす昼間は 静かな顔で暮らしてる

不安なくらい自由さ ぼくら

立ち止まって呼吸をすれば どこまでも
のぼっていってしまいそうね

はたと気づく

明かりを点けずに深く響く
街の気配を うかがってる

やがてレコードは鳴り止んで
かすかなノイズが途切れたら
醒めた笑いを浮かべてさ 目を開ける

立ち止まって呼吸をすれば どこまでも
のぼっていってしまいそうね

はたと気づく

夜になるとぼくら光る街にあつまって高いビルの屋上から明滅する
都心の方角を眺めていた

東京タワーがみえる
新宿はあっちだね

夜盗のようにぼくらは遊ぶ
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