星の旅人

なぜ生きるのか おれは知らない
なぜ戦うか それも知らない
けれど心の 汗が血潮が
闇の果てへと 駆り立てる
誰かに会うたび 孤独が深まり
いのちの傷が ふえてゆくのに
よろめく足を 明日へ向ける
おれは男 星の旅人

未来の地図も 約束もない
死ぬ時までは やすらぎもない
けれど誰かの 銃に負けても
負けたくはない 空しさに
行けば行くほど 宇宙はひろがり
希望は遠く 逃げてゆくのに
力のかぎり 手を差しのべる
おれは男 星の旅人
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