Lullaby

平和な一日を過ごすそれだけでいいのに
神様は心になぜ傷を与えるのだろう?
痛みや憎しみがいつかやさしさに包まれ
静かに泣きながら話せる日がきっとくるよ

新しい哀しみに独り向かう時
もう何も、夢さえも、見たくないのなら

眠りよ 眠りよ 眠りなさい
春が来たら起こしてあげる
枯れたと思った枝に咲く
花の薫り 届けてあげる

私がどれくらいあなたを大好きだったか
もっと言えばよかった
これが最後と知ってたら

突然の哀しみに愛を疑う瞬間(とき)
出会うのも、待つことも、信じ疲れたら

眠りよ 眠りよ 眠りなさい
夏が来たら誘ってあげる
強くて懐かしい風が吹く
海に身体 還しに行こう

眠りよ 眠りよ 眠りなさい
秋が来たら教えてあげる
夕暮れ街並み つなぐ手が
マフラーより暖かいこと

眠りよ 眠りよ 眠りなさい
冬が来て あなたは気付くの
弱くて小さな私でも
何かひとつ、たったひとつ、伝えるため、生まれてきたと
×