青春のウラカタ君

大きく横に跳んだ アイツのユニホームの 腋の下が見えた

ぼくの手をかすめボールは ゴールネットに飛びこんだ
2年半かけた ぼくの青春が そして 終った
目立たない めだたない ハンドボールの夏さ

校庭の隅にある 紅白縞のゴール 毎日守ってた
クラスの女子も誰も 観にきてくれもせずに 埃にまみれてさ

大好きな女の子は 四番打者がお気にいりで
その次に好きなあの子は 控えのキャッチャーの彼女
間違ってる まちがってる
同じ涙と汗の 青春だぜ

新聞社が 贔屓してるよね 甲子園だけ
文部省も グルじゃないのかな おろろん おろろん

校庭の隅にある 紅白縞のゴール 毎日守ってた
後輩の女子からも 相手にされもせずに 石灰まみれでさ
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