灰色の世界

窓の外は
灰色の景色
誰も居ない
町の背中には
無音の情景

世界のその果て
二人が居るようで
追いかけて行く
君の影指で辿って
微かな光を集めて

戻らない君の中に
全て忘れてきたんだ
僕の全ては君と君と消えた

君と出会った
季節の配色
いつまでもまだ
記憶閉じこめたままで
似合ってた
碧色のショール

悲しい夢の
続き見てるかい
乾いた喉が
やけに痛むから
その窓閉めてくれないか

戻らない君の中に
全て忘れてきたんだ
僕の全ては君と君と消えた
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