人魚になりたい

聞こえるのは 潮騒だけ 誰もいない砂浜
波打ち際 素足のまま 風が頬を撫でてく

寄り添う二人の影が 夕闇に消える頃 瞳をとじて

このままあなたと 人魚になりたい

つないだ手の温もりだけ それだけでも愛しい

波間を漂う月の光は 闇に紛れて 泡に変わるの

ダイヤモンドよりも 輝いてみえるわ
このままあなたと 人魚になりたい

美しい星屑に この身を委ねて
季節が変わる日も あなたに逢いたい
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