望郷松山

義理に勝てない 恋ゆえに
泣いてお堀で 別れたが
人の噂に 北京町で
苦労してると 聞かされりゃ
望郷の 涙あふれる
あぁ 松山

ひとつ流れる 俺の星
どこかさみしい あの星は
遠く離れた 松山城の
空で涙に なるのだろう
望郷の 歌が恋しい
あぁ 松山

君と始めて 会ったのは
雨の降る日の 露人墓地
今も横顔 まぶたの裏に
消えぬつらさよ やるせなさ
望郷の 夢におぼれる
あぁ 松山
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