春に想えば

峠越えれば 風はやさしく
友と遊んだ ふるさとの川
おぼろ月夜に 歌を歌えば
つわものどもの 夢のあと

ああ いつからか 大人になって
泣いて笑って 嘘つきになって

抱いて抱きしめて
つよく抱いておくれ
心が痛いから

寒い夜だった 君と出会った
同じ屋根の下 夢をつないだ
熱いコーヒー 想い出の香り
いつかやすらかに ここで眠りたい

ああ 君がいて そして僕がいた
月日は人を許してゆく

抱いて抱きしめて
つよく抱いておくれ
心がゆれるから

ああ 人生は 小舟の様に
ゆられゆられて どこへゆく

抱いて抱きしめて
つよく抱いておくれ
今夜は泣けてくる
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