河岸の石松

「ほうら 皆んな どいた どいた どいた どいた
河岸の石松さんの
お通りだいときたもんだ ハハハ……
サァ どいた どいた どいた どいた」

お天道さまより 早起きで
ちょいと一杯 おもわず二杯
そいつはガソリンさ 石松は
ねじり鉢巻 勇み肌

鉄火場育ちも 旅ゆけば
酒と女の 二刀流
そいつはいけねえぜ 石松は
度胸愛嬌 日本晴れ

東京娘が ちろりんこん
ねらいさだめて ちょいと投げキッス
そいつもいいけれど 石松は
女子にほれてる ひまはない
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