旅の夕暮

赤いのぼりが 揺れている
小さな茶店で
火の見やぐらの 夕焼けを
わたしは見上げてた
あー顔を伏せたらば
あーこぼれちゃう 涙が
何故か 旅の夕暮は
別れたあなたと逢う
心の中で

何処のお寺の 鐘なのか
ひなびた宿場の
細い格子の 戸の前で
きいてる鐘の音
あー遠く離れても
あーかわらない 恋しさ
何故か 旅の夕暮は
別れたあなたと逢う
心の中で

あー飛んで帰りたい
あーあの人の あの胸
何故か 旅の夕暮は
別れたあなたと逢う
心の中で
×