Time Capsule

発育している途中だと信じてた
ひみつの隠れ家だとも思ってた

木漏れ日はいつも瞬間で
ふたりの間すりぬけてく
そのときにかぎっておたがい背中をむけて
みてなかったり

もう一度
木漏れ日をまってすごしてる
もう二度と
瞬間なんてさ一度きり

永遠のはてに手がのびたとき
きみの顔が歪んでみえた
時間にさらわれ輪郭となり
思い出にとけて湾曲した

どちらかが言いださないかぎり
どちらもここで終わってしまう
Time Capsuleの亀裂から
Speedがきみをのみこんで

ぼくは泣きそうになったんだ
ぼくは泣きそうになったんだ
ぼくは泣きそうになったんだ

無力で無力で孤独でみぐるしい

なみだをすって咲いた花
抑圧をよけてのびた蔦
理屈にそむいて駆ける足
身軽をもとめのびた腕

もう一度
時間をまって夢みても
もう二度と
終わりさこないよ一度きり

永遠のはてに手が伸びたのは
ぼくの顔がさきに歪んだから
連綿とつづく不安のなか
思い出はさらに泥濘で

すぐにでも逃げださないかぎり
すぐにもここで終わってしまう
Time Capsuleが破裂した
Speedがすべてのみこんで

ぼくら後悔を知ったんだ
ぼくら後悔を知ったんだ
ぼくら後悔を知ったんだ

無力で無力で孤独も奪われて
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