哀愁のナザレ~ひとり芝居

時には一人でも いいさなんて
つぶやくその後は あまりにはだざむい
ポスターのピエロが やけに今日は
ラッタタッタタッタなんて おどけて見ている

ひとり芝居は もういやだね
幕をおろして くれないかね

部屋の灯り消して 目を閉じているだけで
きっと夢の世界へ 走って行ける

忘れるはずなのに なんで君の
想い出たどったり してみているのだろう

せまいはずの部屋が 何で今は
一人のせいだろか 俺には広すぎる
ヴェロニクは唄うよ “恋はすてき”と
だけど今の俺の 心は揺れない

ひとり芝居は もういやだね
幕をおろして くれないかね

部屋の灯り消して 目を閉じているだけで
きっと夢の世界へ 走って行ける

男らしくもない こんな夜を
淡い灯りだけが しらけて見ている
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