とうさんの手紙

古いアパート 郵便受けに
ある日突然 とうさんの手紙
落ち込んで しょげてた時
公園の ベンチで読んだ
励ましのひと言が 泣けるほど沁みた
「人生は長い」

恋に破れて 仕事にめげて
こころ折れたら 思い出す手紙
無口だし 怖いだけと
思ってた 父親ごころ
懐にしまってる にじんでる文字は
「人生は長い

はるか遠くて 届かぬ夢も
いつか叶うと がんばれる手紙
ゆれ動く 青春の今
寒い日の 陽だまりみたい
心から離れずに 生きている言葉
「人生は長い」

「人生は長い」
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