おんな雨

傘もささずに 追いかけた
あの日も小雨の 夜でした
雨よ…雨 雨
未練心を 流してよ
ひとり歩けば 想い出が
浮かぶ涙の 水たまり

泣くのおよしと 抱きしめた
あなたのその手が 恋しいの
雨よ…雨 雨
つれて来ないで 哀しみを
電話なるたび さわぐ胸
窓の夜風が 身に沁みる

思い切る気で 飲むお酒
酔うほど逢いたく なるばかり
雨よ…雨 雨
せめて夜更けは 降らないで
肩のすき間が 寒すぎて
眠れないのよ 独りでは
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