希望という名の灯り

鳥がゆっくり時間をかけて回る
大きな輪の中 心も自由になれるけれど
軌道 たどっても きれいに思い出せない
それくらい 時が過ぎたことだけは 分かってる
遠く離れて

今日一日を 確かめるように 生きていても 必ず
少しずつ流されているのでしょう

いまも 希望という名の灯りがともっている
たとえそれの行く先が 小さなため息でも
あなたと離れていても ずっと一緒に生きてきた
いつか 終わる日がきても 笑顔でいられたら

白い光が 木の葉からもれて揺れる
自分のことじゃなく あなたのことを思っているよ
それが間違っているのかもしれないけど
それでもいい それでいい そう思ってる
青い空を 見上げながら

他の誰にも 気づかれぬように
密かに軽やかに 動きを早めてみたりしてる

そこに希望という名の灯りがともっている
時の奥で揺れている 消えることはないもの
その灯りが照らしてる 橋を渡っていったなら
夜の闇も怖くない 風に変わってゆくから

素知らぬ顔で 切り離されて 背中を押され 迷い込んでる
知らないうちに 乗ったルーレット 誰かの玉で はじき出されていく

自分の足で 探し出してみる 次の角を曲がってみる
夜をひとつ越えてゆく

いまも 希望という名の灯りがともっている
たとえ 最後の答えが 小さなため息でも
あなたと離れていても ずっと一緒に生きてきた
いつか 終わる日がきても きっと笑顔でいられるよ
その灯りは消えないから
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